リプロスキンと活性酸素
近年、活性酸素が肌に与えるダメージについて、雑誌や新聞でも取り沙汰されています。リプロスキンを使っていくうえで、その妨げとなる活性酸素について触れていきましょう。
活性酸素とは?【リプロスキン効果検証Navi】
活性酸素とは、他の細胞を酸化させてしまう不安定な酸素分子のことです。酸化とは、この不安定な酸素分子と結びつくことによって、物質が変質してしまうこと。古くなった10円玉や、放っておいたシルバー製品が黒ずむことがあります。これらは酸化した結果起こる現象です。
酸素の分子は、原子のまわりを16個のプラス電子が取り巻いています。このプラス電子が1つ欠けた不安定な状態が活性酸素です。
この不安定な酸素分子は他の原子から電子を無理矢理奪い、自分が安定した状態に戻ろうとします。電子を奪われた相手の細胞は、逆に安定を欠いて死んでしまうんです。活性酸素はこのようにしてコラーゲンやエラスチンを破壊します。活性酸素が、シワなど老化の原因になると言われているのはこのためです。
このように書くと活性酸素は悪者のようですが、実は肌にとって必要なものなのです。体外から菌が進入したときなど、白血球はこの活性酸素を多量に放出し、菌を殺そうとします。炎症がおきた場合も、同じく活性酸素で炎症の原因菌を殺そうとします。例えて言うならば、白血球は菌に対して活性酸素という爆弾を投げつけるようなものなのです。
ところが、活性酸素があまりに多量に存在してしまうと、本来殺すべき菌だけでなく、まわりの組織まで破壊されてしまいます。こうなると、皮膚の組織まで破壊されてしまうのです。
炎症を起こしたニキビの場合、その患部には炎症の原因菌を殺す活性酸素が大量に集まっています。さらに活性酸素が過剰に発生すると、まわりの組織まで破壊され、よけいに炎症を悪化させてしまうことになります。こうなると、ニキビ跡として残る可能性が高くなり、リプロスキンの力だけでは、よくならない可能性も出てくるのです。